chapter.3

太陽の光。晴れやかな青い空。時間をかけて流れる白い雲。
草原の瑞々しい緑。そして、水色のベンチ。
うわぁ、と感嘆の声をあげたつもりなのに、声にはならなかった。

「どうだ」

反応のないムーンドギーにホランドは少しばかり不安そうに顔を覗き込んだ。
目の前の景色を、口をポカンと開けて見つめている。

「……ここを見つけた時、」

ムーンドギーが口を開けたままホランドの顔を見上げる。
恥ずかしそうに小さく笑って、言った。

「一番に、お前に見せようと思ったんだ」

ホランドの言葉を自分の頭の中でゆっくりと繰り返す。
どうして、という言葉がムーンドギーの喉から漏れた。

「綺麗、だろ?」

「……うん、とても」

2人並んでベンチに座った。とても気持ちが良かった。

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