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不意打ちのキスが好きだ。 周囲に人がいる時、誰も見ていない一瞬のすきにキスをする。 目があったからキスをする。廊下をすれ違う瞬間にキスをする。 あいつが廊下を歩いていたから部屋に引きずり込んでキスをする。 触れるだけのキスも、舌を絡ませあうキスも、どちらも好きだ。 驚いて目を丸くして、でも至近距離で目があうとすぐに目を閉じるあいつが好きだ。 目を閉じたくせにもう一度、盗み見をするように目を開くあいつが好きだ。 でもまた目があうとやっぱりすぐに目を閉じるあいつが好きだ。 キスをしたあと、首まで赤くして悔しそうにしているあいつが好きだ。 いやだ、と言いつつも唇を決して拭わないあいつが好きだ。 嫌な気分の時もあいつに八つ当たりのようなキスをするだけで、スッキリする。 好きな部分が多すぎて、あいつのちょっとした動作の1つ1つに欲情する。 キスで誤魔化してどうにかこうにか押し倒しそうになるのを我慢する。 ( あぁ、ほら、まただ。 ) あいつのことを考えただけで、また、キスがしたくなった。 『ヴァニラ・キッス』 『まるで泣き虫ピエロ』の続き。 きっとホランドはKissするたびに半勃ちだよ。 |