「なんか、何かしらやりたいなぁって思うしどういうことがっていうのも頭の中にあるんだけど、 どうもそれを実行するチャンスがないっていうか、思い立ったが吉日っていうけどどうもそういう気分じゃなくて、 何て言うかうまくいかないのよ、だからやりたいんだけどやりたくないの、やれないの」

見た目だけは可憐で可愛い団長さん。
その愛らしい顔を頬杖で歪ませて、少し寂しげに言った。

「モヤモヤが溜まって、内臓のどこかが痛みもなく何かの果物みたいにぐちゃって潰れそう」

この気持ち分かる?と問われ、どう返答しようと考えたが、 きっと彼女は僕に理解されることを望んでいないと思ったので、いつものように笑うことにした。

きっともうすぐ携帯が鳴る。 そうしたらその時は、僕と団長さんの他に珍しく誰も居ないこの部室をどうやって退室しようか。

目の前で団長さんが僕の胸元を見つめたまま何かを考えている。
何だか、内臓のどこかが握られたような、そんな感覚がする。

「……何でもうまくいくキッカケ、っていうのがあったら」

いいと思わない?

じわじわと握られている感覚が強まる中で僕に出来ることと言えば。
そうですねと言って笑うことと、早く誰かが来て彼女を退屈から遠ざけてくれるのを願うこと以外にはなかった。

( そんなキッカケ、僕が欲しい! )



『あのドアはいつ開くの』
八つ当たり。ライオンがウサギに甘えてるような感じで。その場合、ウサギは超必死です。
気持ちが急いてドアを睨むんだけどハルヒの前だからいつも通りに笑おうとして、少し不細工な顔になっている古泉とかかわいいと思う(…)。
ちなみに、キョンは掃除当番。朝比奈さんはお茶の葉の買い出し。長門はコピ研お手伝い。