大晦日の夜から元旦の朝、SOS団で集まり、初詣と初日の出。
(彼に飲みかけの甘酒を押しつけられる。温いし甘いし、 お酒が入っているしで、残り紙コップ半分程のそれを飲み干すのに結構な時間がかかった。 帰り道にコンビニへ寄って、蒲鉾と佃煮を買った。 飲み物を買う為に付いてきた彼が、微妙な顔をしたので、正月だからと伝えるともっと微妙な顔をした。 どうせ食べきれないで残ってしまうのだけれど。)

元旦の夜から2日になりたての深夜、彼に呼び出され家の近所の公園。
(クリスマスプレゼントとお年玉とあとなんやかんやを足して2で割ったという贈り物を頂いた。 よく分からない。袋の中身は手袋だった。 お返しできるものがないと言ったら、唇に噛みつかれて、これでいいと笑われた。 彼は本当にロマンチストだと思う。日付が変わるまで一緒に居た。)

2日の昼間から夕方、谷口くんとメール。
(「あけおメール」というタイトルだった。谷口くんらしい。 「今年のオレは今年のお前と、去年のオレ達よりももっと仲良くなりたいって思ってる」という一文があった。 本当に谷口くんらしい。いつもより長い時間、メールのやりとりをした。)

3日の朝から夕方、彼と買い物。
(彼が福袋を大量にもった女性達に何度もぶつかり吹っ飛ばされていた。 今思えば、さり気なく彼が身を挺して庇ってくれていたのだと思う。 彼が手袋に気が付いてから、こんな人混みでは誰も見ていないだろうと初めて外で手を繋いだ。 素手と手袋をはめた手。 彼から貰ったものだから外さないけれど、布一枚なのに何故だかとても厚い壁に感じられた。 だから力いっぱい彼の手を握り返した。痛いと笑った彼の顔は寒さで赤かった。)

4日の眠る間際、彼からメール。
(返信はせず携帯を閉じた。タイトルは無題だった。そういえば彼はいつもタイトルをつけない。)

5日の早朝、彼へメール。
(同じ気持ちです。それだけ書いて送った。タイトルは考えて、無題にした。)

今年は素敵なお正月だった。
嬉しいと楽しいと幸せを願う気持ちだらけの。そんな素敵な日々だった。



『古泉一樹の正月』

2010年 元旦 なんでもない日・ヤマネより愛と感謝をめいっぱい込めて。

お正月の期間限定フリー配布品です。キョンと古泉と谷口を愛する皆様に捧げます。
お持ち帰りの報告は任意ですが、一言頂ければとても嬉しいです。